[2021年09月08日]

知らぬ子とあうてはなれて栗拾ふ

藤後左右(1908~91)

栗拾ふが秋の季語。栗、毬栗、落栗、虚栗、山栗、栗飯なども同意の季語です。
栗は、主に関東以西の山野に自生しています。ブナ科の落葉高木で、適当な湿気があってしかも水はけのよい土地が生育に適しています。高さが数メートル以上に及ぶ大木もありますね。初夏のころに独特の強い香りのある花が咲きます。俗に、「桃栗3年、柿8年」といわれるように植えてから3,4年で実を結びます。
この句では、栗拾いの実景をそのまま表しています。そこではどこから来たか知らない子どもと山の中で出会い、互いに栗拾いに熱中している様子が伝わってきますね。栗ご飯が食べたくなりました。
作者とうご・さゆうの紹介は、2008年11月13日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・アメリカでは感染力の強い変異ウイルス、「デルタ株」が急速に広がっていることを受けて、ダウ平均株価は感染拡大で景気回復が鈍ることの懸念から200ドルを超える値下がりとなっています。日本は「デルタ株」への対応は大丈夫でしょうかね。

投稿者 m-staff : 2021年09月08日 09:50

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