[2021年09月09日]

燕帰るわたしも帰る並の家

金子兜太(1919~2018)

燕帰るが秋の季語。帰燕、去ぬ燕、秋燕(あきつばめ、しゅうえん)なども同意の季語です。
日本には、春に渡ってきて、ほぼ全国的に営巣して繁殖します。9月ごろになると海を越えて南下し、中国南部やフィリピン、ニューギニア地方で冬を越します。秋燕とは渡り去るまでの燕をいい、残る燕はその時季になってもなかなか帰らずちらほら目につくものをいいます。浜松や南紀地方で群れを成して越冬する燕もいますね。
この句では、「並の家」が意表をついていますね。燕が南に帰る、しかし家に帰りたくないわたし、一体何でしょうね。
今日は、重陽。5節句の一つ。日本では奈良時代より宮中で観菊の買いが催されました。
作者かねこ・とうたの紹介は、2005年1月27日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・12日が期限となる21都道府県の「緊急事態宣言」は、東京や大阪など19都道府県で今月30日まで延長することになりました。全体に感染者の数は少なくなってきましたが、医療体制の状況は依然厳しい状態にあります。神奈川県も延長されます。横須賀図書館の運営はストップしたままで本の予約もできない状態が続いています。仕方がないので、昔買っておいて読んでいなかった本をせっせと読んでいます。

投稿者 m-staff : 2021年09月09日 09:24

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