[2021年09月10日]

移り行く二百二十日の群鴉

高浜虚子(1874~1959)

二百二十日が秋の季語。厄日、二百十日も同意の季語です。
今日は、二百二十日。立春から数えて二百二十日目のこと。このころになると気象の変化により暴風雨が多くやってきます。ちょうど稲の開花期にあることから、農村では心構えをし、厄日とも呼んでいます。実際には二百十日よりも二百二十日の方が台風の襲来が多く見られます。これらの日が暦の上で記されるようになったのは、稲作の無事を祈る農民の切なる願いからでしょうね。
この句では、群れて鳴いている鴉がいち早く台風を避けるために姿を隠している、と詠っています。
作者たかはま・きょしの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・厚生労働省は、去年12月以降、国内の検疫所で新型コロナウイルスの検査を受けて陽性となった18人が、「注目すべき変異株」の「イータ株」に感染していたと明らかにしました。国内で感染が判明したのは初めてという事です。注目すべき変異株には、南米を中心感染が広がっている「ラムダ株」、南米やヨーロッパで報告されている「ミュー株」、インドで見つかった「カッパ株」など5種類が指定されています。そうはいっても私たちはどうしたらよいのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2021年09月10日 09:49

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7846