[2021年09月18日]

つゆじもに冷えてはぬるむ通草かな

芝 不器男(1903~30)

通草(あけび)が秋の季語。燕覆子(あけび)、山女(やまひめ)、通草の実、木通(あけび)なども同意の季語です。
昔、山道で熟れたのを見つけて子どもは大喜びしましたが、今ではスーパーなどでも売られていますね。アケビ科の落葉蔓性低木。秋に淡い紫色の実がついて熟れると淡い茶色になり、厚い皮が割れて白い果肉がのぞきます。黒い種子が多いのですが、柔らく甘いので、昔は非常に好まれました。昔、山形で食べ、面白い味がしましたね。
この句の「つゆじも」は、露と霜のこと。一般に梅雨が凍って霜になったものをいいます。まだ取り入れていない通草をつゆじもが覆っていると詠っています。
作者しば・ふきおの紹介は、2005年5月24日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・変な動きをする台風14号が和歌山県に上陸し、関東へ向かっています。台風の東側には前線があって、南から湿った空気が流れ込んでいるため関東甲信を中心に雨が強く降っています。台風は18日午後には東海道沖で温帯低気圧に変わる見込みで広い範囲で雨風が強まります。十分な警戒が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2021年09月18日 09:59

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7854