[2021年09月21日]
真つ向に名月照れり何はじまる
西東三鬼(1900~62)
名月が秋の季語。明月、満月、望月、芋名月、十五夜、今日の月、今宵の月、月今宵、三五夜なども同意の季語です。
陰暦8月15日の夜。今年は9月21日の夜。お天気が気になります。まだ明るい夕方から、芋、団子、栗などを三方に盛って、芒を飾って月の出を待つ風習は、だれしもが子どもころの思い出に残っていますね。日本人には、月の満ち欠けや潮の干満に対する畏敬の念も月と深い関りがあると考えられてきました。また、月の中に住む動物の菟、蛇、蛙、犬、蟹なども再生と不死の象徴としてとらえられてきました、これに仏教的な意味も加わって月見が行事として大事にされてきました。
この句では、素っ気なく名月が照っているけど、作者らしくそれがなんぼのもじゃいと言っています。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・ニューヨークの株式市場が中国の不動産大手「恒大グループ」の経営悪化の影響が中国経済や金融市場に広がることを懸念して大幅下落。それを受けて東京株式市場も日経平均株価が同じく下落して、世界的な連鎖が続きそうです。
投稿者 m-staff : 2021年09月21日 09:28
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