[2021年10月02日]

柚子数へ日をかぞへをり風盆地

文挟夫佐恵(1914~2014)

柚子が秋の季語。柚子の実、柚、青柚、柚は黄に、柚子もぐなども同意の季語です。
ミカン科の常緑小高木。原産地は中国。初夏には白色五弁の花が咲き、秋には6センチほどの実が育って初冬から春にかけて黄色に熟します。緑色の未熟な実は、皮の小片を吸い物や酢の物に用いてその香りを楽しみます。果汁は果実酢として調味料になりますが、「ゆず」の名の起こりはこの柚酢から来ているといわれています。凹凸で見た目ははなはだよくありませんが、光沢のある皮も黄の色も酸味も香りも上品で、料理には欠かせませんね。
この句では、「風盆地」の表現が面白く、たくさんなった柚子を数え、今年もあとわずかになった日を数えている日常の風景を詠っています。
作者ふばさみ・ふさえの紹介は、2006年12月26日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・台風16号は海上を北東に去りました。台風一過となって富士山が雲を被ってぼんやりと見えます。大きな災害もなく胸をなでおろしました。岸田内閣の組閣人事は難航しているようですよ。

投稿者 m-staff : 2021年10月02日 09:55

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