[2021年10月11日]

湿原に神の焚く火かななかまど

堀口星眠(1923~2015)

ななかまど(七竈)が秋の季語。七竈の実、ななかまど紅葉なども同意の季語です。
私のふるさと、北海道の旭川市はななかまどの街とし知られ、市の木に制定されています。バラ科の落葉高木。秋には燃えるように美しく紅葉します。5月から7月にかけて小枝の先に複数の花序をつけて白色の五弁花を開きます。果実は球形で10月から11月にかけて真っ赤に熟して垂れます。燃えがたく竈に7回入れても炭にならないというのでこの名前があります。
この句では、湿原で見かけた鮮やかに紅葉したななかまどを神様が炊いている火のように見えると詠っています。
今日は、スポーツの日ではありません。平日です。
作者ほりぐち・せいみんの紹介は、2005年8月217を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・朝5時に起きてレッドソックス対ベイズの試合を見ています。1勝1敗なのでどちらかが勝った方が王手をかけます。延長戦に入っています。日本のプロ野球のドラフト会議が今日行われます。今年はどうやら不作のようです。

投稿者 m-staff : 2021年10月11日 09:55

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