[2021年10月16日]
コスモスの花見えて駅現はれし
右城暮石(1899~1995)
コスモスが秋の季語。秋桜、おおはるしゃぎくなども同意の季語です。
コスモスが風に揺れている様子はまことに「秋桜」にふさわしい情景ですね。キク科の1年草。原産地はメキシコ。花の色は多彩で、その上栽培が簡単で、秋にはなくてはならない草花になっています。コスモスの咲くころは台風シーズンですが、折れたところから根を出してすぐに立ち直ります。華麗で繊細でもちょっぴり気の強く見えるところもあります。
この句の作者は、電車か汽車に乗っていて、車窓からコスモスの花が満開の、いつも通る同じみの駅を見ている光景が浮かんできます。
作者うしろ・ぼせきの紹介は、2006年10月30日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昨日のドジャースとジャイアンツの試合は最後まで目の離せないいいゲームでした。今日はアストロズとレッドソックスのアメリカン・リーグの優勝決定シリーズが始まります。レッドソックスの澤村投手が登録メンバーに入りました。相手のアストロズは強力打線、果たして通用するか、はらはらしますね。
投稿者 m-staff : 2021年10月16日 09:09
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