[2021年10月24日]

がまずみや蓑虫切に糸縮め

殿村菟絲子(1909~2000)

がまずみが秋の季語。
秋になると低い山や林縁ですぐに目につくのが、真っ赤に熟したがまずみ。スイカズラ科の落葉低木。高さは2から3メートル。初夏に白い花を咲かせ、10月ごろになると実が集まって赤く熟し、花とは違った華やかさになります。実は酸っぱくてもっぱら鳥の餌になります。
この実で衣類を染めたり、食紅にしたことから、がまずみの名があるといわれています。
この句では、がまずみのえだに蓑虫が切々と糸を縮めてぶら下がっている、と詠っています。
今日は、国連デー。国連の安全保障理事会の改革が必要ですね。
作者とのむら・としこの紹介は、2005年6月6日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・アメリカン・リーグは、ヒューストン・アストロズが4勝2敗でボストン・レッドソックスを破り、リーグ優勝を果たしました。順当な勝ち上がりでしたね。あとはナショナル・リーグの勝者が決まればワールド・シリーズが始まります。ドジャースとブレーブスが争っています。

投稿者 m-staff : 2021年10月24日 09:33

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