[2021年10月25日]

新蕎麦や暖簾のそとの山の雨

吉田冬葉(1892~1956)

新蕎麦が秋の季語。秋蕎麦、走り蕎麦も同意の季語です。
蕎麦は、春蒔きを夏蕎麦、夏蒔きを秋蕎麦といって、年2回収穫し、9月から10月にかけては秋蕎麦の走りが出回ります。まだ十分に熟さない、少し青みを帯びた蕎麦を早めに刈り取って、その粉を打った生蕎麦を新蕎麦または走り蕎麦といって賞味します。一般には蕎麦は初冬に刈り取りますね。
この句では、山のふもとの蕎麦屋の暖簾の外から、雨の音が聞こえる、と詠っています。
同じ作者に次の句があります。
新蕎麦や杉冷えしるき坊の月  冬葉
「しるき」とは、「著し」の意味。新蕎麦の季節、山のお堂のから見える月が杉の木と同じに冷え切って見える、と詠っています。
作者よしだ・とうようの紹介は、2006年11月5日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・プロ野球北海道日本ハムの栗山監督の退任に伴い、後任に新庄剛志氏、その上のジェネラル・マネージャに稲葉篤紀氏の起用を進めているようです。面白い人選ですね。もっと野球を楽しいスポーツにしてください。

投稿者 m-staff : 2021年10月25日 09:46

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