[2021年11月09日]

人波に高く漂ふ熊手かな

島田青峰(1882~1944)

熊手が冬の季語。酉の市、お酉様、一の酉、二の酉、三の酉、酉の町、熊手市、おかめ市なども同意の季語です。
酉の市は、11月の酉の日に鷲(おおとり)を祀る神社で開かれる祭礼のこと。東京浅草の鷲神社が有名で、お酉様と呼ばれ開運、商売繁盛の神として庶民に親しまれています。一の酉、二の酉、三の酉まであって、三の酉はおおむね2年に1回めぐってきて、三の酉まである年は火事が多いといわれていますね。当日は神社の参道や境内を中心におかめなど縁起物の飾りを付けた熊手を売る店が立ち、大変な賑わいになります。新宿の花園神社が有名で、若いころに出かけたことがありました。
この句では、人波にもまれて熊手を高く上げて通る人の動きを伝えてくれます。
今日から秋の全国火災予防運動が始まります。
作者しまだ・せいほうの紹介は、2007年3月11日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・新型コロナの感染者数が2億5000万人を超えたとアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の調べで分かりました。このところ、ユーロッパやロシアで感染の再拡大が続いています。各国は入出国の水際対策の強化が求められます。コロナに対しては油断も隙もありませんね。

投稿者 m-staff : 2021年11月09日 09:42

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7915