[2021年11月10日]
仏滅や山茶花の紅寺に咲く
中山純子(1927~2014)
山茶花が冬の季語。茶梅、姫椿も同意の季語です。
小春日和が良く似合う花ですね。ツバキ科の常緑小高木。原種は白く鄙びた花で、九州や四国などに自生しています。観賞用に庭に植えられていることが多い園芸種で種類が多くあります。椿に似ていますが、葉が細く枝に褐色の毛があります。椿よりも繊細で清楚な雰囲気が好まれますね。また、椿のように落花せずに花弁が散ります。色は、白、紅、淡紅色のほかに、絞りや八重咲もあります。
この句の「仏滅」は、仏滅日の略。俗信では、万事に凶である悪い日とされてきました。仏滅の日に、寺では紅色の山茶花が咲いていると、詠っています。
作者なかやま・じゅんこの紹介は、2008年11月3日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・今日、特別国会が召集され、岸田総理大臣は衆参の本会議で第101代総理大臣に指名され、第2次岸田内閣が発足します。これにより来週、新たな経済対策を決めたうえで、来月にも臨時国会を召集し、今年度補正予算案を審議します。前の「スカ内閣」よりも少しはいいでしょうかね。
投稿者 m-staff : 2021年11月10日 09:38
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