[2021年11月18日]

何かわがいそぎゐたりき顔さむく

加藤楸邨(1905~93)

さむ(寒)しが冬の季語。寒さ、寒気、寒冷なども同意の季語です。
ずばり、冬の気温の低下を体に感じる表現です。これは単に身体的な感じだけではなく、心理的にも様々な対象に即してとらえられる感覚です。特別に寒いときには、厳寒、酷寒、大寒などといい、単に「寒さ」という場合はそれらすべてを含み、時期も初冬、仲冬、晩冬の三冬に渡っていますね。ときには、寒村、寒駅、寒駅、寒土、などのように貧しさを表現することもあります。
この句では、何か原因がわからずに気持ちだけが急いでいるときに、ふと思えば顔が寒々しいと自省しています。
作者かとう・しゅうそんの紹介は、2005年1月22日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・仕事を失った状態が1年以上続いている「長期失業者」は、総務省の労働力調査によると今年7月から9月は月平均で66万人に上り、去年の同じ時期より18万人増えたことになります。新型コロナウイルスの影響による求人の減少などで失業が長期化しています。コロナの前と後では仕事に様々な変化が見られますね。

投稿者 m-staff : 2021年11月18日 09:01

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