[2021年11月25日]

帰り咲いて一重桜となりにけり

阿波野青畝(1899~1991)

帰り咲いてが冬の季語。帰り花、返り花、帰咲、二度咲、忘花、忘咲、狂花、狂咲なども同意の季語です。
植物学的に言えば、自然にある花が何か外からの刺激で、本来の花期以外に咲いたものを「帰り花」といっています。季節は特に限定しませんが、しかしながら春の花が、冬の暖かい日が続いて咲くケースが多く見られ、俳句では冬の季語になっています。草や木でもよく、特に何の花とは決まっていませんが、桜、梅、山吹、躑躅などが取り上げられていますね。
この句では、帰り咲いたのが一重桜だったと詠っています。俳味がありますね。
作者あわの・せいほの紹介は、2005年4月21日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・日本シリーズ、ヤクルトが3勝1敗でオリックスに王手。やはり助っ人のサンタナ、オスナの外人が活躍していますね。ヤクルトの先発投手陣、奥川、高橋。小川、石川が責任をきっちり果たしています。それにしてもサンタナの2試合連続ホームラン。オリックスの捕手、伏見、若月は、連夜、外角高めのストレートを投手に要求し打たれています。工夫が足りませんね。さあ、オリックスはヤクルトの勢いを止められるでしょうか。誰かヒーローが出てこないかしら。

投稿者 m-staff : 2021年11月25日 09:48

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