[2021年11月29日]
父とありし日の短さよ花柊
野澤節子(1920~95)
花柊(はなひいらぎ)が冬の季語。柊の花も同意の季語です。
11月から12月にかけて、葉の付け根に5ミリぐらいの白い小花がたくさん集まって開きます。とげとげしい葉に似合わずに花は優しく見えます。モクセイ科の常緑小高木。関東以西の山地に自生していますが、芳香が喜ばれて庭園や生垣に植えられていますね。葉は濃緑色で光沢があって、堅くて鋭いとげがあります。
この句では、花柊の花を見ていて、若くして亡くなった父の面影を偲んでいます。あたりにいい香りがしています。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染が世界各地で確認されています。次々と生まれる新たな変異ウイルスはとどまることを知りません。南アフリカで確認された「オミクロン株」は、オランダ、イギリス、ドイツなどヨーロッパに加え、オーストラリアでも確認されています。日本でもアフリカ南部からの入国制限を発動しなければなりませんね。
投稿者 m-staff : 2021年11月29日 09:44
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