[2021年12月01日]
凩や海に夕日を吹き落とす
夏目漱石(1867~1916)
凩が冬の規模。木枯も同意の季語です。
とうとう師走になりましたね。新型コロナのオミクロン株で世界中がピリピリしています。
凩は、冬になって吹く強い風で、木を吹き枯らすという事から「木枯」ともいいます。「凩」は国字で、「嵐」意味する「几」と「木」を組み合わせたもの。この風が吹くと木々の枝が鳴り、木の葉を吹き飛ばし、人々は冬の訪れを実感します。木枯は冬の初め頃、北風、寒風は冬の半ば以降と使い分けが必要とされます。
この句では、凩が吹いて海へ夕日を吹いて落とすと活写しています。
今日は、映画の日、歳末助け合い運動開始、世界エイズデーなど。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・ちょうど20年前の今日、田中靖政先生の古希を記念して大学で記念講演会を開催しました。特別講師に田原総一朗氏を招いて満員の会場は大いに沸きました。また、その日は天皇皇后両陛下の長女・愛子様が誕生した日でもありました。あれから20年、愛子様はこのたび成年皇族になられました。
投稿者 m-staff : 2021年12月01日 09:49
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