[2021年12月15日]
枇杷の咲く村しんかんと人は老ゆ
中 拓夫(1930~2008)
枇杷の咲く村が冬の季語。枇杷の花、花枇杷も同意の季語です。
冬のさなかに、ひっそりと咲いている様子は風情がありますね。また、甘い香りが花の咲いているのがわかるほどで、決まって小さな虫が来ています。バラ科の落葉高木。枝先に褐色の毛のついた花軸を持ち上げて黄色味を帯びた白色五弁の小さな花が押し合ってさいています。花は盛りを過ぎると黄色くなります。暖地には野生化したものもありますが、ほとんどは果樹として栽培されています。
この句では、枇杷の咲いている村は、老いて、静かに人気もなくしんかん(震撼)としている、と詠っています。実景ですね。
今日は、東京世田谷のぼろ市。
作者なか・たくおの紹介は、2008年12月3日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・トヨタ自動車が全方位戦略を打ち出しました。2030年には電気自動車=EVの世界販売を350万台とするというもの。これより先にEVの強化に乗り出した海外メーカーとの競争はより激しくなりますね。また、トヨタは、2030年までにEVだけでなく、ハイブリット車や燃料電池車も含めた電動車全体の開発に8兆円の投資を行うとのこと。いずれにしても安全な車を作ってください。
投稿者 m-staff : 2021年12月15日 09:59
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