[2021年12月18日]
毛糸編はじまり妻の黙はじまる
加藤楸邨(1905~93)
毛糸編(けいとあみ)が冬の季語。毛糸、毛糸玉なども同意の季語です。
冬の陽だまりや電灯の下で、せっせと編み棒を動かし、毛糸を編む姿は誰もが懐かしく思い出されますね。それによって冬用の毛糸のセーター、カーディガン、帽子、手袋などが作られます。一般的には、女性が編み棒を動かして手編みをしているのが普通ですが、近頃は以外にも中高年の男性が趣味で行う人も多いようです。
この句の「妻」は、俳人・加藤知世子のこと。一生懸命に毛糸編みが始まるとまた黙(もだ)が始まったと詠っています。
作者かとう・しゅうそんの紹介は、2005年1月22日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・大阪北区のビル火災で24人が死亡、火をつけたのはクリニックに通っていた男、放火の疑いがあり捜索中。痛ましい事件です。ところで、カーリング女子のロコ・ソラーレが韓国に勝って北京オリンピックの出場権を獲得。2大会連続です。おめでとう。
投稿者 m-staff : 2021年12月18日 09:18
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