[2021年12月20日]

寒灯の一つ一つよ国敗れ

西東三鬼(1900~62)

寒灯が冬の季語。冬の灯、冬灯(ふゆび)、冬ともし、寒灯なども同意の季語です。
寒々とした冬の灯火のこと。ここでは寒灯といっても寒中の灯ではありません。冬の灯がともっている様子は、春灯の艶、秋灯の清澄などとは違ってまた別の趣がありますね。なお、「灯」は旧字の「燈」を使う場合もあります。
この句では、戦に敗れた国に灯る、各家庭の灯りの寒々しさを、くっきりととらえています。
同じ作者に次の句があります。
わが汽笛一寒燈を呼びて過ぐ  三鬼
深い味わいのある句ですね。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・浦和レッズ槙野選手のヘディングシュートが見事でしたね。サッカー日本一を決める天皇杯、全日本選手権決勝は、国立競技場で行われ、浦和レッズが大分トリニータに2対1で勝ち、3シーズンぶりの優勝を果たしました。会場にはコロナ禍のもと、5万7785人が集まって声援を送りました。コロナ感染者が生まれないように祈ります。

投稿者 m-staff : 2021年12月20日 09:17

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