[2022年01月06日]
天上大風梯子乗りして遠見の形
北野民夫(1913~88)
梯子乗りが新年の季語。出初、出初式、消防出初式なども同意の季語です。
冬になると、それにしても火事が多く、亡くなる方も増えてきますね。
新年に行われる消防団の初出動の儀式のことで、消防出初式ともいいます。全国のほとんどで1月6日に行われます。東京などでは梯子乗りなど江戸時代の町火消しの技が披露されますね。人命救助、一斉放水模擬訓練などをします。もともと出初は江戸時代に行われ、当時
江戸四十八組の町火消しが、揃いの半纏も真新しく繰り出したといわれています。
この句では、大きく威勢よく、梯子の乗り手が大空に向かって、遠見の形(なり)をして、見栄を張っている姿をとらえています。「天上大風」は、良寛の言葉です。
作者きたの・たみおの紹介は、2006年8月2日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・コロナのオミクロン株の感染が拡大しています。いくつか明らかになったことをあげてみます。①市中感染が多い。②感染力が強い。③感染しても軽症が多い。④ワクチンの効果は完ぺきではない。などで
「コロナ風邪」とするメディアもあります。お互いに気を付けましょう。
投稿者 m-staff : 2022年01月06日 09:51
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