[2022年01月07日]

我庭に春七草の一つ欠く

阿部みどり女(1886~1980)

春七草(はるななくさ)が新年の季語。七種、七草粥、七草摘なども同意の季語です。
今日は、七草。「せり、なづな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろこれぞ七種」と昔から呼ばれ、これらを摘んで食べると、万病を払い邪気を除くといわれ、今日でも受け継がれています。その日のために七草粥というメニューを揃えているレストランもあるほどで、便利になりましたね。
この句では、作者の家の庭には6種類ほど春の七種があって、1種類ほど見つからなかった、と詠っています。さて、何の草でしょうね。
今日は人日。人の日。中国から来た呼び方で、元旦から八日までをそれぞれ、鶏、狗、猪、羊、牛、馬、人、穀の日と決め、七日は人の日に当たります。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・昨日は横須賀にも雪が降り、5センチほど積もりました。しかし、一晩明けると天気は快晴。これでおおかた雪は解けますね。7日朝は氷点下の冷え込みで、雪が残り路面が凍結しているところもあり、転倒などへの注意が必要です。ところで、新型コロナウイルス、オミクロン株の感染は間違いなく全国へ急拡大しますね。

投稿者 m-staff : 2022年01月07日 09:15

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