[2022年01月11日]

松すぎのはやくも今日といふ日かな

久保田万太郎(1889~1963)

松す(過)ぎが新年の季語。松明、注連明も同意の季語です。
門松や注連飾りを取ったあと、しばらくの期間をいいます。東京では7日にとり、京阪では15日に取る習慣があるので、東京では7日過ぎ、関西では15日過ぎが松過ぎに当たります。生活全般が日常の姿に戻るのですが、門松や注連飾りのある華やかな風景が無くなるので、にわかにさみしくなった気がしますね。
この句では、茫々と正月の日が過ぎて、早くも普通の生活が戻って、忙しい毎日になることよ、と詠っています。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・映画「ドライブ・マイ・カー」が、全米映画批評家協会賞に続いて権威あるゴールデングローブ賞を受賞しました。あとはアカデミー賞でオスカーを取れるかどうかですね。ところで政府は、新型コロナウイルスのオミクロン株の急拡大を受けて、高齢者や一般の人に対する追加接種や自宅療養者への支援を行う保健所の体制強化などの新たな支援策をを公表します。速やかな実施が望まれます。

投稿者 m-staff : 2022年01月11日 09:53

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