[2022年01月14日]

寒鴉ついばみながらかあと鳴く

中村汀女(1900~89)

寒鴉(かんがらす)が冬の季語。冬鴉、凍鴉(いてがらす)、寒鴉(かんあ)なども同意の季語です。
冬以外の季節は、それほど餌に困らない鴉も厳冬期には餌に苦労します。都市に生活圏を持つ鳥類の中で、くちばしの太さと体の大きさでは鴉にかなう鳥はいませんね。戸外にあるごみなどを狙って、鴉が山野から都市に移動しつつあり、攻撃的な性格から犬や猫、ときには人間にまで害を及ぼすことがあります。
この句では、寒の鴉が何かをついばみながら、かあと鳴いている様子をとらえています。
同じ作者に次の句があります。
寒鴉真顔とつとと田畦行く  汀女
寒の鴉がもっともらしい顔をして、田の畔で鳴いている姿を表現しています。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の鳥」、創元社、2007年刊)
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投稿者 m-staff : 2022年01月14日 09:17

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