[2022年01月16日]

寒雀身を細うして闘へり

前田普羅(1884~1954)

寒雀が冬の季語。冬雀、凍雀(こごえすずめ)、ふくら雀なども同意の季語です。
冬になると餌が少なくなるので、いつもは用心深い雀も人家に近づき、ごみをあさったりしますね。屋根や軒、あるいは枯れ枝に来る姿は厳しい寒気の中で、よく目にします。ふくら雀は、寒気の中で羽毛に空気を取り入れ、羽を膨らませている姿は可愛く見えます。戦後、野鳥の捕獲が禁止されましたが、雀はその対象外になったので焼鳥にして賞味されたりしています。
この句では、身を細くして寒気と闘っている寒の雀の愛らしさを表現しています。
今日は、薮入り。使用人たちが一日仕事を休み、生家に帰ること。今では死語になりつつありますね。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・南太平洋のトンガの火山島で日本時間の15日午後、大規模な噴火が発生し、それにより日本各地で津波が起きています。わたしの住んでいる三浦半島にも津波注意報が発令されています。トンガ沖海底火山の噴火による津波について、気象庁は前例が少ないので対応に大わらわです。アメリカのカリフォルニアでは、1.2メートルの津波が観測されています。

投稿者 m-staff : 2022年01月16日 09:42

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