[2022年01月17日]

からつぽの羆の檻の氷をり

長谷川 櫂

羆(ひぐま)が冬の季語。熊、月の輪熊、熊の子、熊穴に入るなども同意の季語です。
熊は、ネコ目クマ科の哺乳類の総称。本州、四国、九州にいるのが月の輪熊、北海道に棲息しているのが羆。いずれも黒熊ですが、胸にV字形の白い斑のあるのが月の輪熊、羆は狂暴で人畜を襲うこともあります。普段は深山の森林に棲み雑食性です。食物のない冬になると洞窟に入って冬ごもりし、この間に雌は子を産み、乳を与えて子を育てます。
この句では、羆の檻が空っぽで氷っている、とだけ言っていますが、冬眠でもしているのでしょうか、冬の寒々しい光景が浮かんできますね。
今日は、阪神・淡路大震災日。1995年1月17日、午前5時46分にM7.2の大地震が発生。あれから27年、様々なことを思い出します。
作者はせがわ・かいの紹介は、2010年9月10日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」、講談社学術文庫、1993年刊)
・トンガ付近の海底火山で起きた大規模な噴火は、世界各地で気圧の変化や低周波音を観測したという報告がされています。トンガから1万7000キロ離れたスイスに本部のある世界気象機関では、2.5ヘクトパスカルの気圧の変化をとらえました。また、アメリカアラスカ州では、噴火から8時間半後、気圧の変化とともに人の耳も聞こえる低周波音が記録されています。地球は一つだということを実感させられますね。

投稿者 m-staff : 2022年01月17日 09:33

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