[2022年02月06日]

水楢の芽立ちはおそし峠茶屋

高木晴子(1915~2000)

芽立ちが春の季語。木の芽、芽吹く、芽組、木の芽時、木の芽風、木の芽雨なども同意の季語です。
春になって芽吹く木々の芽の総称。木の芽立ちは木の種類、寒暖の差によって遅速があります。萌黄色、浅緑色、緑色、濃緑色など様々に萌えだす木々の芽の美しさは、時には花をもしのぎます。木々の芽吹くころに雨を木の芽雨、またそのころの風を木の芽風と呼びます。
この句の「水楢(みずなら)は、ブナ科の落葉高木で、産地のやや高いところに見られます。高さは約20メートル、幹には大きな割れ目があって、春に黄褐色の花を開き、秋には団栗を結びます。材は建築材になりますね。ここでは、峠の茶屋で一休みしていると水楢の芽立ちはいまだ始まっていない、と詠っています。
作者たかぎ・はるこの紹介は、2006年3月31日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・スキージャンプノーマルヒルの高梨沙羅選手、期待していたのですが、メダル獲得はならず4位に終わりました。原因は「飛型点」が伸びなかったことにあります。ラージヒルでの大ジャンプを楽しみにしましょう。今日はスキーフリースタイル女子モーグル、スキージャンプ男子ノーマルヒルで小林陵侑選手の成功を祈ります。アイスホッケー女子は中国と対戦します。

投稿者 m-staff : 2022年02月06日 10:04

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