[2022年02月12日]
朝靄に梅は牛乳より濃かりけり
川端茅舎(1897~1941)
梅が春の季語。白梅、野梅、盆梅、臥龍梅、春告草、枝垂梅なども同意の季語です。
近くの雑木林の白梅が五分咲きとなりました。梅は、春の先駆けとして、葉が開く前に、香りのよい五弁の花を咲かせます。バラ科の落葉高木。中国が原産地。万葉時代、梅は桜よりも愛されました。花といえば梅を指し、奈良時代の貴族社会の植物を観賞する文化において
主役を成したのが梅でした。桜の華やかさに対して、高雅な気品が愛されたのでしょうね。梅の香りは昼よりも夜の方がよく匂いますね。
この句では、朝靄(あさもや)の中で、白梅は牛乳(ちち)よりも濃いという新鮮な見立てに面白さを感じます。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2000年刊)
・スノーボード男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が金メダルを獲得。
凄い技があるものですね。4回転の大技を3つ入れた3回目の滑りは、心技体が一つとなって誰にもできない圧倒的なパフォーマンスでした。今日は、スピードスケート男子500メートル3人組、スキージャンプのラージヒルで小林選手の金メダルに期待します。
投稿者 m-staff : 2022年02月12日 10:21
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