[2022年02月23日]

菜の花といふ平凡を愛しけり

富安風生(1885~1979)

菜の花が春の季語。花菜、菜種の花、花菜風なども同意の季語です。
菜の花がぼちぼち咲き始めました。アブラナ科の2年草。古く中国から渡来して、種子から菜種油を搾るために栽培されてきました。1メートルほどの茎を伸ばし、上部で枝分かれして黄色の花をたくさんつけます。黄色一色の畑の広がりは見事で、今に懐かしい田園風景を見せてくれます。
この句では、菜の花といえばその平凡さが際立っていると表現していますね。
同じ作者に次の句があります。
菜の花の黄の滲みわたる昼霞  風生
昼霞のぼんやりとした光景の中で、菜の花の黄色が鮮やかに見えている、と詠っています。
今日は、令和天皇62歳の誕生日。令和になってから悪いことばかり続きます。でも何ともなりませんね。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・ロシアのプーチン大統領は、ロマノフ王朝の「皇帝(ツアーリ)」になりたいのでしょうか。力ずくでウクライナを侵略しようとしています。「戦争」に、良いも悪いもありません。多くの人の血が流れないようにしなければなりません。アメリカとEUは結束してロシアに対抗するときです。。ここで弱腰になれば収拾のつかないことになりますね。

投稿者 m-staff : 2022年02月23日 09:46

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