[2022年02月25日]
ひとすじの春のひかりの厨水
木下夕爾(1914~65)
春のひかり(光)が春の季語。春光、春色、春の匂、春景色、春の色、春望なども同意の季語です。
少しずつ暖かくなってきましたね。それにつれて春の光りが辺りに満ちてきました。日本人は、生命感のある春の陽光に独特な色や匂いを感じ取ってきました。中国の杜甫の「国破れて山河在り、城春にして草木深し」という春の詩を深く理解できたのも、もともと生活の中にそのような背景があったからですね。
この句では、春の光がひとすじ、台所の水に映っているという光景をさりげなくとらえていることに共感を覚えます。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・ロシアがウクライナに軍事進攻しました。あってはならないことです。これによってプーチンは様々な制圧を世界から受けることになります。単なる身内の確執だけではなく、武力によって民主主義を抑え込む作戦は必ずや予想もしない結果を生み出すことでしょう。核兵器を威しに使って他国の平和を脅かすやり方は、北朝鮮がそれをまねることにもなります。日本は冷静にしっかり対応しなくはなりません。
投稿者 m-staff : 2022年02月25日 10:05
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/8041