[2022年03月17日]

鶯や薬を秤るものしづか

平畑静塔(1905~97)

鶯(うぐいす)が春の季語。春告鳥、匂鳥、歌詠み鳥、鶯の初音、鶯の谷渡りなども同意の季語です。
16日、今年初めて鶯の鳴く声を聴きました。私にとっては初音ですね。
ヒタキ科・ホーホケキョというさえずりが日本人にとってはなじみの深い鳥です。囀り以外にキキキョという「谷渡り」、チャッチャッという「笹鳴き」などの鳴き方をします。
この句では、鶯の鳴き声を聞きながら、調剤秤(はかり)を緊張して静かに使っている光景が浮かんできます。
この句の作者は医者。京都大学医学部では精神医学を専攻。大阪女子医科大学、宇都宮病院などに勤務しました。
作者ひらはた・せいとうの紹介は、2005年4月7日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2022年03月17日 11:00

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