[2022年03月22日]

雪解田に空より青き空のあり

篠原 梵(1910~75)

雪解田(ゆきげだ)が春の季語。雪解、雪消、雪解く、雪解道、雪消川、雪解野、雪解風、雪解雫なども同意の季語です。
雪国や山岳地帯に降り積もった雪が、春になって暖かくなり解け始めることを言います。春めいた日差しや雨に雪は解け始めますが、はじめは沢の水の濁りもなく淵は青く澄んでいます。南から暖気が吹きこんだり、雨が続くと雪解は一気に加速され、柔らくなった土を巻き込んで川に注いで増水し、時には洪水を起こしたりしますね。
この句では、雪解けの田んぼの空の青さは何よりも青いと高々と詠っています。
作者しのはら・ぼんの紹介は、2006年2月2日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・東京電力の管内では22日の電力需給が極めて厳しい状況だとして政府は「電力需給ひっ迫警報」を出しました。これは16日の地震の影響で発電所の復旧が進まず、また22日は気温が下がり、電力の需要が増えていて、政府は東電管内の家庭や企業に節電を呼び掛けるものです。家の中を見回して不要な電気は消すようにしましょう。

投稿者 m-staff : 2022年03月22日 09:54

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