[2022年03月27日]
犬ふぐり素直な気持ち誰も持つ
阿部みどり女(1886~1980)
犬ふぐりが春の季語。いぬのふぐり、ひょうたんぐさなども同意の季語です。
いつも太陽とともにある晴天ならではの花。瑠璃色の濃いもの、薄いものがあって、路傍やあぜ道、野原などどこにでも咲いています。ゴマノハグサ科の越年草。花は朝日を受けて輝き、夕方には閉じる1日花。花の後の実の形が犬の陰嚢に似ているのでこの名前があります。一般に犬ふぐりといわれるのは帰化植物の大犬ふぐりで、日本在来の犬ふぐりは繁殖力が弱く、絶滅しています。
この句は、まことに素直に花の特徴を言い当てています。作者は優しく花の姿をとらえていますね。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍の動きに変化が見られます。親ロシア派の武装勢力が影響力を持つ東部で軍事作戦を強化する一方、首都キエフ周辺などでは地上部隊の苦戦が伝えられ、ミサイルなどでの長距離の攻撃を伝えています。それにしてもゼレンスキー大統領の「情報操作」は、見事ですね。「世界」を味方につけています。
投稿者 m-staff : 2022年03月27日 09:44
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