[2022年04月26日]

こでまりに夕かけし雨のつのりけり

成瀬櫻桃子(1925~2004)

こでまり(小粉団)が春の季語。
こでまりの白い花が春の陽光にはじけるように咲いているのはにぎやかなものですね。バラ科の落葉低木。中国が原産地。高さは1~2メートルで、庭木として親しまれています。4~5月に、枝の上に半球状に五弁の白い花が集まって、ちょうど手毬を乗せたように感じで咲きます。枝は細くしなやかで、根元から群れて伸びています。
この句では、こでまりの花に、春の夕べの雨が小降りから本降りになってゆく様子をきっちりと描写していますね。絵画的にとらえています。
作者なるせ・おうとうしの紹介は、2005年6月30日を参照。
(出典:「蝸牛 新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・知床の観光船遭難事故は、自然の恐ろしさよりも人間のあさましい事業欲がこのような結果を生んだように思います。今日からは新たに測量船を使って、水深100メートルより深い海底まで観光船を探すようです。また、捜索範囲がさらに広がる場合は巡視船がロシアの領海内に入れるように、ロシアの国境警備局の了承を得たということで

投稿者 m-staff : 2022年04月26日 10:12

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