[2022年05月16日]

電灯の紐に紐足すほととぎす

綾部仁喜(1929~2015)

ほととぎす(時鳥)が夏の季語。初時鳥、子規、不如帰なども同意の季語です。
時鳥は、古来多くの詩歌に詠まれてきました。深夜、明け方に時鳥の鳴く声は人の魂を誘い出すと伝えられ、うっかり寝ている間に呼び出されるなら魂が遊離してしまう、と恐れられました。それを防ぐために眠らないで鳴き声を聞き漏らすまい、というおかしな歌も残っています。
この句では、電灯が和風の寝間の天井から吊るしてあり、その電灯には引き紐が吊るしてあります。これをさらに実用的に紐を継ぎ足し、とっさに起き出せるように紐を手近に垂らしています。時鳥の鳴き声を聞き逃すまいとして電灯の紐を握っているようなおかしみがありますね。
作者あやべ・じんきの紹介は、2019年8月15日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮文庫、2005年刊)
・朝5時に起きて、エンジェルスの大谷選手のホームランを見ました。対アスレチックス戦に3番指名打者で先発出場し、1回の第1打席に今シーズン8号となる2ランホームランを打ちました。大リーグ通算101号目です。試合は4対1で勝ちました。凄い。

投稿者 m-staff : 2022年05月16日 09:31

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