[2022年05月30日]

わが伏屋若竹一本貫けり

澤木欣一(1919~2001)

若竹が夏の季語。今年竹も同意の季語です。
地上に出た筍は、ものによっては1日に1メートル以上伸びるほど成長スピードが速く、2~3か月で前年の竹とほとんど同じ高さになります。とはいっても若竹は幹の部分が浅緑色で、葉の茂りもまだまだ十分ではないので、今年生えたものとすぐにわかりますね。特に、孟宗竹など太い種類の「今年竹」は幹が艶やかで美しく見えます。
この句の「伏屋(ふせや)」は、小さくて低い家、みすぼらしい家のこと。万葉集でも使われています。作者の陋屋(ろうおく)にも若竹が一本生えてきている、うれしいことだ、と詠っています。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・エンジェルスの大谷選手は、対ブルージェイズ戦で10号、11号とホームランを2本打ちました。試合の方はアホらしいような乱打戦の末、11対10で負けました。これで5連敗、投打の歯車が噛み合っていません。このような時は監督、コーチの力量の見せ所です。辛抱が第一ですね。

投稿者 m-staff : 2022年05月30日 09:30

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