[2022年06月13日]

夾竹桃日暮は街のよごれどき

福永耕二(1938~80)

夾竹桃(きょうちくとう)が夏の季語。桃葉紅も同意の季語です。
キョウチクトウ科の常緑中低木。インド原産。高さは3~5メートルにもなります。開花期が長く、夏中いたるところで目に触れますね。
6月から8月にかけて、枝先に紅色花を多く咲かせます。花が桃に似ているところからこの名前が付きました。葉も桃に似ているので桃葉紅の漢名があります。乾燥した状態や大気汚染に強いので道路沿いの植え込みに多く植えられていますね。枝や葉を切ると白い液を出し。強い毒性があります。
この句では、夾竹桃の夏の日暮れ時、街は汚れて見えると詠っています。
作者ふくなが・こうじの紹介は、2006年4月9日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・アメリカでは銃撃事件が日常茶飯事。そこで、連邦議会上院の超党派の議員グループが、銃規制の強化策で合意に達したと発表しました。合意の内容には銃の購入者が21歳未満の場合は審査を厳格にすることなどが含まれています。これに対して、「銃の所持は憲法で保障された国民の権利」という考えは一方にあり、本当に銃規制の難しい国ですね。

投稿者 m-staff : 2022年06月13日 09:38

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