[2022年06月14日]
山みちに日のさしてゐる心太
鷲谷七菜子(1923~2018)
心太(ところてん)が夏の季語。心天、こころぶと、こころてん、心太突きなども同意の季語です。
江戸時代から氷屋などで売られ、広く庶民に愛されてきた代表的な夏の食べ物。天草など寒天質を含んだ海草を日にさらし、水に浸してさらに干し、そののち、さらに煮溶かします。溶かしたものを麻袋で濾し、石や砂、貝殻などを取り除き、型に入れて冷し固めます。固まったところで棒状に切りだし、筒に入れたものを突き出します。醤油、酢、辛子、蜜、胡麻をかけて食べます。作る際の水が味を左右するといわれ、わざわざ山の清水で作ることもありますね。
この句では、山の清水で作った心太を連想させてくれますね。
作者わしたに・ななこの紹介は、2006年3月9日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・東京外国為替市場、円相場は1ドル=135円前半まで値下がりしています。「円安ドル高」の趨勢は、ますます強まっています。アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は、記録的なインフレに収束の兆しが、見得ないことから、5月に続いて0.5%の大幅な利上げを決めるとみられていて、急速に円安が進む模様です。これに対して、政府、日銀はどう対応するのでしょうね。「円買い・ドル売り」が実施されるかどうか、注目しましょう。
投稿者 m-staff : 2022年06月14日 09:36
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