[2022年06月15日]

胡坐居の童女の茣蓙のゆすらうめ

秋元不死男(1901~77)

ゆすらうめが夏の季語。山桜桃(ゆすら)、梅桃(ゆすらうめ)なども同意の季語です。
バラ科の落葉低木。梅雨のころになると、枝に張り付くように1センチほどの赤い球形の実が付きます。葉陰の赤い実が雨に濡れている様子は、瑞々しく美しいものですね。実は甘酸っぱく、さくらんぼに似た風味を持ち、子どもたちが良く食べています。中国が原産で英名はチャイニーズ・ブッシュチェリー。
この句では、幼い女児が茣蓙(ござ)に胡坐(あぐら)で坐って、山桜桃の実をのんびりと食べている、と詠っています。情景が浮かんできますね。
62年前の今日、安保改定第2次実力行使。いまだ「安保反対」のシュプレヒコールが耳に残っています。樺 美智子さんの命日。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・サッカー日本代表はチュニジアに3対0で完敗。最低の成績。11月にカタールで行われるW杯で、このままではドイツやスペイン、コスタリカ相手に1勝も出来ないでしょう。ところで、今日、エンジェルスの大谷選手は、ドジャースと対戦します。

投稿者 m-staff : 2022年06月15日 09:20

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