[2022年06月16日]

夕風やほたるぶくろのひとかたまり

細見綾子(1907~97)

ほたるぶくろ(蛍袋)が夏の季語。釣鐘草、提燈花、雨降花なども同意の季語です。
雨降花という名前もあるように、梅雨のころによく咲いていて、雨に濡れた色合いは格別美しく見えます。キキョウ科の多年草。高さは60センチほど。茎は直立していて、茎、葉ともに粗い毛があります。6月ごろに、枝の先端に、提燈を下げたような釣鐘型の花を下向きに付けます。花の色は淡紅紫色ですが、ほかに白、紅紫色も見かけます。子どもたちが花筒の中に蛍を入れて遊んだことから蛍袋といわれています。
この句では、夕べの風の中に、蛍袋の一群が揺れている、と詠っています。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・一部の報道によると、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は電話会談し、経済や軍事面で協力を拡大させることで一致したとしています。いずれもロシアの大統領府の発表ですのでどこまで中国側の意見が入っているかはわかりません。例えば、「プーチン大統領が原則的な評価を説明したのに対して、習主席は、ロシアが基本的な国益を守るためにとった行動の正当性を指摘した」として、習主席から理解を得られたとしています。本当ですかね。

投稿者 m-staff : 2022年06月16日 10:01

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