[2022年06月17日]

亀の子の歩むを待つてひきもどし

中村汀女(1900~89)

亀の子が夏の季語。銭亀も同意の季語です。
日本固有の石亀の子で、5~6月に砂の中に産み付けられた卵が、50日から60日くらいで孵化し、子亀が穴からぞろぞろと這い出てきます。昔から幼体は形が銅貨に似ているところから銭亀と呼んでいます。夜店で買ってきた銭亀は水槽で育てられます。今はみどり亀という種類も売られていて、それを銭亀という人もいますね。
この句では、よちよちとあるく亀をわざわざ引き戻して遊んでいる様子が伝わってきます。亀の子と聞けば「亀の子たわし」を思い出します。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・11年前の福島第一原発の事故で各地に避難した人たちが国と東京電力に賠償を求めた4件の集団訴訟で、最高裁が今日判決を言い渡します。これは全国各地で起こされている同様の訴訟や被害者の救済の在り方に影響を与える可能性があります。

投稿者 m-staff : 2022年06月17日 10:13

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