[2022年06月29日]

禍の薄唇開けて三尺寝

小出秋光(1926~2006)

三尺寝(さんじゃくね)が夏の季語。昼寝、午睡(ごすい)、昼寝覚め、昼寝人なども同意の季語です。
夏は暑さのために、食欲減退、睡眠不足を起こしやすく、それらが重なって疲労が激しくなります。昼寝はその疲労回復のために必要となりますね。昼食の後の短い休憩時間を利用して、横になるだけでも疲労回復に効果があり、ちょうど最も暑くなる時間に昼寝をすれば、暑さを避ける意味もあって効果的です。三尺寝は、職人が仕事場で許された短時間の昼寝をいいます。
この句では、職人が禍(わざわい)を避けて、唇(くち)を薄く明けて昼寝をしていると詠っています。
作者こいで・しゅうこうの紹介は、2005年5月1日を参照。
(出典:「蝸牛 新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・今日も27日から続く「電力需給ひっ迫注意報」が発令されました。これまでより長い午後3時から8時までの時間帯に節電を求めています。関東地方では局地的には40度に達するなど、記録的な暑さが予想されています。「注意報」「から「警報」にならないように祈るばかりです。最後は神頼みですね。

投稿者 m-staff : 2022年06月29日 09:59

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