[2022年07月05日]

高原の蝶噴き上げて草いきれ

西東三鬼(1900~62)

草いきれが夏の季語。草いきり、草の息なども同意の季語です。
夏草の生い茂った道や草原を行くとすさまじい熱気と匂いが立ち込めて、耐えがたい気持ちにさせられますね。そこにはしおれかかった草の匂い、土の匂い、さらに様々な匂いがあって。ムッとするような熱気があります。与謝蕪村に「草いきれ人死に居ると札の立つ」とあります。草いきれが効果的に使われています。
この句は、高原の草いきれの中に、蝶が風に乗って噴きあがっているように見える、と詠っています。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・台風4号は、長崎県に上陸、大雨に厳重な警戒が必要です。今度の台風は「雨台風」で水不足に悩んでいた地方では恵となりますが、降りすぎるのも困ったものですね。6日には温帯低気圧になる模様です。

投稿者 m-staff : 2022年07月05日 09:08

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