[2022年07月18日]
射干の花大阪は祭月
後藤夜半(1895~1976)
射干(ひおうぎ)が夏の季語。檜扇、ぬばたまなども同意の季語です。
アヤメ科の多年草。関東以西の山野に自生し、観賞用にも栽培されています。高さは1メートルほど。幅広い剣状の葉が三列に並び、その様子が檜扇を開いたようなのでこの名前があります。夏、葉の間から茎が伸び、先端が分岐して赤い斑点のあるオレンジ色の花を咲かせます。花の後、実を結び黒く美しいので、万葉集では「ぬばたま」といわれています。
この句では、射干の花が咲く7月は、大阪天満愚宮天神祭があります。華やかな花と祭の楽しさを詠んでいますね。
今日は、海の日。海の恩恵に感謝し、海洋国家日本の繁栄を願う日。
作者ごとう・やはんの紹介は、2005年9月6日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・あれから今日で3年。「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員36人が死亡、32人が重軽傷を負いました。殺人や放火など罪で起訴された被告の裁判は始まる見通しが立っていない状況です。
被告の精神鑑定が長引いていて、裁判が始まるのは早くても来年以降といわれています。人の心の闇は、本当にわからないものですね。
投稿者 m-staff : 2022年07月18日 09:53
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