[2022年07月30日]

歌舞伎座の休める大き片かげり

清水基吉(1918~2008)

片かげりが夏の季語。片蔭、日陰も同意の季語です。
炎暑の日陰のこと。灼けつくような日光も正午を過ぎると少しずつ木の下や家の軒に日蔭が生まれて来て、道を行く人がたたずんだりしていますね。暑いので人々はこの日蔭を選んで通り、時に一息ついたりします。木陰などよりも、街並みや家々の影を差します。
この句では、歌舞伎座を取り上げて、その大きな日蔭に休んでいる観客の姿を浮かび上がらせています。
作者しみず・もとよしの紹介は、2006年6月10日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・新型コロナの自宅療養者は109万人を超えて過去最高に達しています。前の週から48万人以上増え、2週連続で過去最多となっています。厚生労働省は全国の自治体に医療提供体制の強化を求めています。お国は何をやっても後手後手ですね。ところで、エンジェルスの大谷選手の10勝目はお預け、次に期待しましょう。

投稿者 m-staff : 2022年07月30日 09:40

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