[2022年08月16日]
猫じやらし触れてけもののごとし熟し
中村草田男(1901~83)
猫じやらしが秋の季語。狗尾草(えのころぐさ)、ゑのこ草、犬子草(えのこぐさ)なども同意の季語です。
イネ科の1年草。野原や空き地、道端などいたるところで見かけますね。花穂を子犬の尾に擬してこの名前があります。狗尾草を猫じゃらしともいいますが、この花穂で猫をじゃらして遊ぶことからきています。花穂は黄褐色でまっすぐ立っています。
この句では、猫じゃらしに触れてみれば、まるで獣のようにじゃれてくる、と詠っています。
今日は、京都大文字。如意ケ岳の中腹で大の字の形を焚く篝火、起源は盆の送り火。
作者いしづか・ともじの紹介は、2005年10月9日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・甲子園の高校野球は、ベスト16から準々決勝の8チームを決める戦いになっています。エンジェルスの大谷選手は、マリナーズ相手に投手2番DHで出場します。11勝目がかかっています。
投稿者 m-staff : 2022年08月16日 09:05
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