[2022年08月23日]
たのしさはふえし蔵書にちちろ虫
水原秋櫻子(1892~1981)
ちちろ虫が秋の季語。蟋蟀(こおろぎ)、ちちろ、つれづれさせなども同意の季語です。
秋の虫の中で最も身近な虫は蟋蟀でしょうね。初秋から鳴き始め、晩秋まで鳴いています。種類によってはコロコロコロコロリーンと鳴くえんまこおろぎ、リーリーと鳴くつづれさせ、またほかにリリリリッ
リリリリッと鳴くものも見かけます。日本中のどこのでも生息し、万葉の昔から親しまれていますね。
この句では、ちちろ虫の鳴く声を聴きながら、蔵書の中から気に入った本を読みながら秋の夜の更けるのを楽しんでいます。
今日は、処暑。24節気の一つで、立秋の後、15日目、暑さが止む意味。
作者みずはら・しゅうおうしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昔から甲子園の高校野球が終わると夏から秋になるといいますね。今年の第104回大会は話題満載。3年ぶりに観客も入って熱のこもった大会になりました。仙台育英の優勝で初めて白河の関を越えて東北に深紅の優勝旗が渡りました。須江監督の采配は見事でしたね。好投手5人を揃え、宮城大会5試合、甲子園大会5試合10試合すべて継投で日本一になりました。試合で一番難しいのは投手の替え時、そこを万全の準備で対応、素晴らしい。一方、下関国際は、あの大阪桐蔭、近江を破っての準優勝、よくやりましたね。コロナ禍のもと無事に大会が終了しました。関係者の皆さんの努力に敬意を表します。
投稿者 m-staff : 2022年08月23日 09:07
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