[2022年09月05日]

秋の野や花となる草ならぬ艸

加賀千代女(1703~75)

秋の野が秋の季語。秋野、秋郊、秋の原なども同意の季語です。
夏とは違って、秋の野は一斉に草花に覆われ、そこにすだく虫ともども情趣にあふれています。「花野」という季語が秋のものとされるのはよくわかりますね。しかしながら、この花野も時間が経てば、寂しく荒れ始めてくる野でもあります。
この句では、その花野の中に、花になる草、ならぬ艸(くさ)があるとことを面白く取り上げています。これは隠れたものに注意深く繊細に見つめる作者の姿がありますね。
作者かが・ちよじょの紹介は、2008年8月4日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」、岩波新書、1992年刊)
・今日の大谷選手はベンチ。お休みです。試合前の温度が38.9度、試合中のグラウンドは42度。猛烈な暑さです。アストロズ戦は打てず守れず9対1で負けました。ところで、日本のプロ野球パ・リーグは、大混戦。ソフトバンク、西武、オリックスがゲーム差なしの状況。どこが優勝してもよい状態です。セ・リーグは、巨人の低迷が続いています。このままであれば監督、コーチの責任問題になりますね。

投稿者 m-staff : 2022年09月05日 09:50

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