[2022年09月19日]
栖より四五寸高きしをにかな
小林一茶(1763~1827)
しをにが秋の季語。紫苑も同意の季語です。
台風シーズンのころに咲く花ですが、根張が強く風雨にさらされても気丈に立っています。キク科の多年草。野生種は中国や九州の山地に見られますが、多くは庭に植栽されています。草丈は2メートル。茎や葉はざらついていて、秋になると淡い紫色の花を咲かせ、高い空に伸びています。漢方では鎮痛剤などに用いられますね。
この句の「四五寸」は、長さの単位で12~13センチほど。住んでいる家よりも四五寸高いところに咲いている、と詠っています。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2004年刊)
・台風14号が日本列島を縦断しています。大きな災害が起こらないように祈ります。今日は、エリザベス女王の「葬儀」。世界中が注目しています。ところで、ダルビッシュは15勝目(7敗)を挙げました。また、エンジェルスはベネズエラ出身のレンヒーホ、ソト選手の活躍でマリナーズに3連勝。
投稿者 m-staff : 2022年09月19日 09:39
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