[2022年09月21日]

野茨の実を透く風の過ぎにけり

福田甲子雄(1927~2005)

野茨の実が秋の季語。茨の実も同意の季語です。
バラ科の落葉低木。野茨は、春の白い花も香りが高く清楚な感じがしますが、秋の実も忘れがたい趣がありますね。球形の実は、ごつごつと折れ曲がった枝先に、あっさりとしたつき方をします。この枝ぶり、実のつき方に独特の風情があって、生け花の材料にも良く使われます。実は生薬となり、解熱剤に使われています。
この句では、野茨の実を通り抜けるような風が吹いている、と詠っています。「透く」には、光、風などが通り抜けるという意味があります。
作者ふくだ・きねお紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・台風14号が去り、一気に涼しくなりましたね。風邪を引かぬようにご注意ください。ところで、エリザベス女王の「国葬」を行った王室、関係者の努力を称賛します。これまでに見たイベントの中でも特筆に値する一大ページェントでした。

投稿者 m-staff : 2022年09月21日 09:36

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