[2022年09月27日]

葉鶏頭のいただき躍る驟雨かな

杉田久女(1890~1946)

葉鶏頭(はげいとう)が秋の季語。鴈来紅(がんらいこう)、かまつかなども同意の季語です。
ヒユ科の1年草。インドが原産地。茎は直立し、1.5メートルにも達します。花は目立たず、葉は黄、淡紅から紅、緑の3色となって、秋に温度が下がるに連れてさらに色を増します。鴈の来る頃に深い紅になるので、鴈来紅と呼びます。黄色になる鴈来黄もありますね。花ではなく、美しく色づく葉を観賞します。
この句では、葉鶏頭の鶏冠の辺りに雨が急に降りだしそれも急に病んでしまった、と詠っています。驟雨とは、急に降ってすぐ止むにわか雨を指します。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・安倍元首相の国葬、天気が良い一日になりそうです。午後2時から千代田区の武道館に4300人が参列します。多くの国から「弔問」のために要人が訪れています。無事に終わることを祈ります。

投稿者 m-staff : 2022年09月27日 09:38

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